【生誕祭実行委員会2017発足キャンペーン連載その8】<ディスプレイ編・第7回> 劇場にアーチを架ける
<ディスプレイ編・第7回>
劇場にアーチを架ける
さてさて制作編の山場、今回のディスプレイのメイン・ハート型のアーチの制作です。
正直、このデザインに決まった時、どうしたら再現できるかな…というのが、ディスプレイ班のメンバー全員の頭を悩ませました。
特に難しかったのが、真ん中のハートの部分を支え無しで作るということでした。
アーチを金属で作れば、強度は出せるけど、重すぎる(運搬出来ない)・成型しづらい・溶接作業も必要になりそう…。
それに溶接出来る人や施設も探さないといけない。
軽い材料で作れば、形は作りやすいけど、重みで真ん中が下がってしまいそう…。
「どうしよう…?」
こんなやり取りがしばらく続きました。
とりあえずどんなアーチを作るかを決めることはできるので、学校の授業以来、15年ぶりに設計図を描き描き…。
しばらく材料や制作方法など考えてみたものの、答えが見つからなかったので、「考えるより感じろ!」ということで、何人かのメンバーと材料を探しに行くことに。
握手会の無い土日に、集まれるメンバーで名古屋のホームセンターに集合して、ホームセンターツアーがスタートしました。
最初は金属も探したのですが、メンバーから「塩ビパイプを使えば、土台の部分はしっかりとした形を作る事が出来そう」と意見が。その意見をもとに、パイプコーナーに行くと、様々な部品の組合せでイメージ通りの形に出来そう…と分かり、それを採用することに。
問題は皆で頭を悩ませていた上部のカーブの作り方。
これも「水道用のパイプなら、軽くて曲げやすく、しっかりと形作りが出来る物がある」との意見が出たので、現物を確認すると、扱いやすい材料で、しかも塩ビパイプと組み合わせて使える事が分かり、とりあえず採用することに。上手くいかなかった時のことを考え、園芸用の道具等も候補に入れておきました。
真ん中のハートは重みでアーチが下がらない様、出来るだけ軽くするために、加工のしやすさを考えて、スチレンボードを採用して飾りつけをする…とどんどん使う材料が決まっていきました。
きっと1人だと見えない物も、皆で「どうやったら出来るかな?」と楽しく考えながら力を合わせれば乗り越えられる事を強く感じた出来事でした。
後は、イメージを共有するために、アーチの形を作ってくれる四国のメンバーとも直接現物を触って確認…。
年の瀬の昼下がりの公園で、試作品を組み立ててパシャリ←
後はそれぞれ制作してくれるメンバーと写真のやり取りをしながら、塗装の仕方や装飾する文字の大きさ・形など確認して制作を進めていきました。
写真を確認して、微妙なニュアンスを伝えて修正頂く…なんてこともありましたが、しっかりと形にして頂きました。
そして最後は当日に現地で合体!
上手く文字が貼りつかないとか、直前に接着剤で固定していた部分が外れるなどハプニングはありましたが、何とか形にすることが出来ました!
生誕祭が終わった後、劇場エントランスで惣田さんがディスプレイと撮影する為に運び込むのを見守っていたら、劇場スタッフさんに「どうやって作ったのか?」と質問され、正直にお答えしたところ、「そうですよね!そうだと思ってたんですよね~!」と言われた時は少し恥ずかしかったですが、良い思い出です←
次はいよいよ劇場にディスプレイを設置します。
(文責:ディスプレイ担当2016リーダー)
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